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有限会社Dream KEI

代表取締役 武藤 里佳 氏

1976年生まれ東京都出身。多摩大学経営情報学部卒。運送会社での勤務経験を経て、27歳の時に有限会社Dream KEIを設立、代表取締役就任。

ドリーム・ケイは「笑顔が仕事」。東京築地を拠点に生鮮野菜や果実の運搬を手掛ける女性社長

【1】 「品物の目利き」とともに商品をお届けする築地の青果物流企業

「当社の経営はとってもシンプルなんです」、そう笑って話すのは、Dream KEIの武藤社長。同社は、築地市場を基点に青果を取り扱う物流会社。

主に仲卸や「おさめや」と呼ばれる取次業者から、ホテルや飲食店、百貨店などの流通チェーンへの商品配達が主な事業になるが、ただ頼まれたものを運ぶだけではなく、「築地担当のアウトソーシング」を売りにしていることが特徴だ。

そのアウトソーシングの中核をなすのが「目利き」になる。同社のお客様はこだわりの食材を手に入れたい「高級志向」のクライアントが多く、その意向にあった商品を品定めし買い付け、そして運搬・納入まで行っている。

「築地から良い食材を仕入れたいという思いを持ったお客様は今でもとても多く、目利きから仕入れ、そして現場への納品まで一気通貫で行う当社のような存在は、とても貴重で重宝がられています。ですからおかげさまで、お客様からの引き合いはいつも非常に多くいただいています」

 

冒頭に紹介した「シンプル」という言葉、これはホームページ上でも多々踊っている「笑顔」という言葉に集約される。

「私が考える会社とは、『社員が幸せになれる場所』ただそれだけなんです。事業の社会価値とかお客様のニーズや期待に応えるためとか、そういう考え方を基点には考えていません。全てに優先するのは社員のためです」

「しかし、その発想は自分たちだけの独りよがりな自己満足の追求ではありません。「社員が満足して笑顔できびきび働いていれば、お客様は当社のことを良い会社だと感じてくれるはずです。仕事を任せても安心とか、こういう人と仕事をしたいとも思ってくれるのではないでしょうか」

「そのようにお客様とのコミュニケーションがしっかり確立できれば、必然的に仕事のレベルも上がります。お客様の期待に応えられる会社になります。ですから『社員のため』ということは結果的に、お客様のためにも社会のためにもなると思っていますし、だからこそ私達はシンプルに社員を最優先と割り切っています。そしてその根幹を成すのが何よりも『笑顔』なんです」

もちろん、社員が笑顔で働くためには、仕事の内容に誇りを持てることも大事だし、職場の雰囲気もさらに重要。

その点で同社は「より良い商品(青果)を取り扱っていること」、「お客様からの期待が大きいこと」で、自分たちの仕事に誇りを持ちやすい環境にある。そして「目利き」を磨き、より高いレベルでお客様のニーズに応えていこうという成長意欲を持ち続けやすい環境も持っている。

一方職場の雰囲気づくりは、会社の紅一点である武藤社長の存在が大きな潤滑油になっているようだ。

「もちろんトップ営業などで、表に出て行くことも多いですが、私の一番の仕事は事務所にいて社に戻ってくる社員(運転手)を温かく迎えてあげることだと思っています。」

「仕事の報告を一つひとつ聞いてあげたり、例え愚痴や嫌なことがあっても吐き出してすっきりしてもらえるように、みんなの気持ちを受け止めてあげることが、私にとっての最優先の社長業です」