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電子出版が変えてしまう経営とマーケティングの常識 ~社長のための経営出版講座~

【第31回】 商業出版を正しく理解する

こんにちは。主藤孝司です。

このコラムでは、様々な角度から、経営者(あるいは企業)の出版に関する考察を述べてきました。きっと多くの方が「自分も書籍を出版したい」という思いを何らかの形でお持ちなのではないでしょうか。

そこで今回からは、電子出版を少し脇において、「紙の書籍」の出版実現方法について考えていきましょう。

このコラムのテーマである「電子出版」は出版の入り口で、もちろん、電子出版そのものを戦略的に活用することはできますが、多くの方が、「いつかは紙の書籍を出版したい」と考えているのが現実だからです。

商業出版・・・出版社による出版社のための出版

書籍出版を実現する方法は大きく分けて三つあります。
商業出版と自費出版、そしてコンサルティング出版です。

この中で聞きなれないのは「コンサルティング出版」でしょう。ここ十数年間で急速に広まっている、このコンサルティング出版に関しては次号以降でご紹介するとして、まず今回は1つ目の「商業出版」について考えていきましょう。

商業出版は皆さんがイメージする最もポピュラーな出版実現方法です。出版社が著者を開拓し、編集者が著者の原稿を取りまとめて、その出版社の流通ルートで完成した書籍を流通させます。

そして「出版社による出版社のための出版」と言われます。

商業出版では書籍制作のコストを出版社がすべて負担する

その理由は、商業出版では書籍制作のコストを出版社がすべて負担し、自社に完全な所有権がある「書籍」という商品を製造するからです。出版社は、その自社所有の商品である書籍を販売して、売上と利益を確保していくというビジネスモデルを採択しています。そのため、商業出版では、すべての活動が「出版社の利益を最大化すること」を目的としています。

著者には原稿を出版社の依頼に基づき書き上げていく義務が発生します。

よほどのプロや専業のライターでない限り、一冊分の書籍原稿を、一般の読者が読みやすく、理解しやすい形式で書き上げるのは至難の業です(多くの場合、途中で挫折するか、本業である仕事に影響が及んでしまいます)。そのため企業出版では、編集者とともにゴーストライターを活用することで原稿を書き上げることが一般的となっています。

社長自らが本を執筆することは、通常ありません。

但し、書籍の企画やテーマ設定は社長自らが行い、その内容(コンテンツ)はすべて社長が提示(口述)する情報を元に制作されていきます。そのため、書籍内容についての責任は(執筆していなくても)著者である社長に帰属します。

専門家ご紹介

株式会社パスメディア

代表取締役 主藤 孝司 (すどう こうじ) さん

経営出版研究の第一人者。 創業10年以内の若手経営者を専門とする経営コンサルタント。 (株)リクルート在籍中にMVPを含む5度の営業表彰を受賞。(株)パスメディア創業後もNTTより全国トップを含む10以上の表彰を受賞。起業家大学にて延べ1000名以上の起業家、経営者に直接指導、アドバイスしてきた起業家養成の専門家でもある。
主な著書・監修書に、『仕事に活かす!フォトリーディング』(PHP研究所)、『成功の瞬間』(講談社)、『価格戦略プロジェクト』(ダイヤモンド社)などその累計は100万部を超える。日本出版学会にて『アマゾン・アップルの電子出版が脅威ではない理由』、『経営者の出版活動と文化作品としての書籍』などの研究発表がある。 FM放送ラジオ「ベストセラーズチャンネル」、「ベンチャーチャンネル」のプロデューサー。(株)パスメディア代表取締役。日本出版学会会員。起業家大学創設者。1970年福岡生まれ。

今回の掲載にあたって

電子出版の登場は、企業の広告やPRを大きく変えていきます。それは、経営スタイルそのものの変化だと言っても過言ではありません。

この変化は、企業が行うPRやブランディングの分野にも直接的に影響を及ぼします。電子出版やその応用技術を用いることで、今まで大金をかけていた広告活動の多くが無料になるか、もしくは企業自ら行うことができるようになるからです。その一部はすでにそれぞれの企業のホームページやユーチューブ、ユーストリーム、ニコニコ動画など各種のメディアサイトによってすでに実証されています。今後、この変革は今以上に大きな波となり、私たち企業経営者は変革を求めらます。そのきっかけが電子出版なのです。

では、この激変する時代にいったいどう対応すればいいのでしょうか。この連載では、電子出版が企業と経営者に与える影響について、主にマーケティングとブランディングに絞ってお話をしていきます。

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