資金繰り改善・総務・リスケジュール・経営・セミナー・助成金 中小企業をを支援する 経営者のためのポータルサイト

電子出版が変えてしまう経営とマーケティングの常識 ~社長のための経営出版講座~

【第30回】 ブックファイナンス®

こんにちは。主藤孝司です。今回も、前回に引き続き書籍出版の副次的効果を見ていきましょう。

今回紹介する書籍出版の副次的効果は「ブックファイナンス」です。
ブックファイナンスとは、書籍の活用により金融効果を得ることです。
意外なようですが、書籍出版はファイナンスにも効果を発揮します。

企業や団体が書籍を出版すると、融資、投資、社債の引き受けをはじめとする、銀行や証券会社との取引や資本政策の実施などの場面で効果的に働くようになってくるのです。

もちろん投資家からの高評価や、地域の信用組合との付き合いを円滑にすすめるためにも効果を発揮します。

企業の資金調達能力を決定づけるのは、その企業の「信頼」と「期待値」です。

金融機関や投資家が見ているのは、PLやBS上の数字だけではありません。社長の人柄や創業時の理念、事業内容、事業の社会貢献性、今後の発展性などを総合的に判断して、融資額や投資の有無を決めるのです。

書籍を出版すると、「信頼感」「第一人者のイメージ」などのブランドとともに、その企業の事業内容や理念を圧倒的な情報量と共に伝達することができます。投資や融資の判断材料となる情報が、ブックファイナンスを意識して戦略的に設計された書籍にはすべて詰まっているのです。

書籍を金融と財務の分野に活用する

いくつかブックファイナンスの例を挙げてみましょう。

私の古くからの友人は、書籍が生み出す金融効果を「株式上場」と「事業融資」に活用しています。

彼は事業創設時から戦略的に書籍を出版し、その出版計画そのものを金融機関への信頼構築に活用してきました。どういうことかというと、「広告ではなく書籍を使った顧客開拓」を自社の戦略として金融機関に定期的に報告していたのです。

結果的にその金融機関は、私の友人の企業の「書籍出版を起点とした事業構築の経営手法」を評価し、融資、投資を行い、関連会社を通じて上場を支援しています。

ほとんど広告を使わず、書籍出版とマスコミ掲載記事を主たる顧客集客手段とする斬新な経営手法が評価されたのだといいます。

戦略的に設計された書籍出版で導き出されるブックファイナンスの効果は、融資だけでなく、投資も呼び込みます。書籍の有無によってプレゼンテーションが上手くいくこともあります。例えば、プレゼンテーションの資料として相手に書籍を渡しておき、書籍に記載してあることに沿って話を進めていくだけでも、共感度や信頼度に影響を及ぼすことがあります。

また、私の友人の例のように、そういった企業戦略そのものが評価されて融資や投資が決定していくこともあるという事実があります。

もちろん、事業内容や経営者自身の個人評価、商品力、取引先やその他の実績も評価されるため、一概に書籍による評価だけが融資や投資などの結果を生むわけではありません。

しかしながら、書籍出版の計画性が金融分野にも何らかの好影響を与える効果があることは、事実としてここにご紹介しました。

専門家ご紹介

株式会社パスメディア

代表取締役 主藤 孝司 (すどう こうじ) さん

経営出版研究の第一人者。 創業10年以内の若手経営者を専門とする経営コンサルタント。 (株)リクルート在籍中にMVPを含む5度の営業表彰を受賞。(株)パスメディア創業後もNTTより全国トップを含む10以上の表彰を受賞。起業家大学にて延べ1000名以上の起業家、経営者に直接指導、アドバイスしてきた起業家養成の専門家でもある。
主な著書・監修書に、『仕事に活かす!フォトリーディング』(PHP研究所)、『成功の瞬間』(講談社)、『価格戦略プロジェクト』(ダイヤモンド社)などその累計は100万部を超える。日本出版学会にて『アマゾン・アップルの電子出版が脅威ではない理由』、『経営者の出版活動と文化作品としての書籍』などの研究発表がある。 FM放送ラジオ「ベストセラーズチャンネル」、「ベンチャーチャンネル」のプロデューサー。(株)パスメディア代表取締役。日本出版学会会員。起業家大学創設者。1970年福岡生まれ。

今回の掲載にあたって

電子出版の登場は、企業の広告やPRを大きく変えていきます。それは、経営スタイルそのものの変化だと言っても過言ではありません。

この変化は、企業が行うPRやブランディングの分野にも直接的に影響を及ぼします。電子出版やその応用技術を用いることで、今まで大金をかけていた広告活動の多くが無料になるか、もしくは企業自ら行うことができるようになるからです。その一部はすでにそれぞれの企業のホームページやユーチューブ、ユーストリーム、ニコニコ動画など各種のメディアサイトによってすでに実証されています。今後、この変革は今以上に大きな波となり、私たち企業経営者は変革を求めらます。そのきっかけが電子出版なのです。

では、この激変する時代にいったいどう対応すればいいのでしょうか。この連載では、電子出版が企業と経営者に与える影響について、主にマーケティングとブランディングに絞ってお話をしていきます。

h2タイトルが入ります

今週の一冊
(説明文章が入ります)
今週の言葉
(説明文章が入ります)
タイトルが入ります
(説明文章が入ります)
タイトルが入ります
(説明文章が入ります)