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オープンソースソフトウェアをビジネスで活用する

【第7回】 「OSSでWebサーバを作る」

はじめに

前回は、サーバでOSSを使い始めるために、まず基本ソフトウェア(OS)をLinuxにするということについて解説しました。今回は、もっともLinuxが利用されていると考えられるWebサーバについて解説します。

WWWサーバソフトウェアの動向

Webサーバは、Linuxがもっとも良く利用されていると考えられる分野です。というのは、WWWに関する多くの技術がオープンソースソフトウェアで開発され、それがインターネットを普及させてきたという歴史があるためです。

この図は、Netcraft社が毎年インターネット上のサーバを調査し、統計として公開している情報です。WWWサービスが一般的に利用されるようになった1995年から、今年の6月までのWWWサーバアプリケーションのシェアを示したグラフになっています。このグラフを見れば、長い間ApacheというWebサーバソフトウェアがシェアNo.1を続けていることが分かります。Apacheは、The Apache Software Foundationが主催しているThe Apache Projectが維持管理しているオープンソースソフトウェアです。

このように、Webサーバの分野では、世界的に見てもオープンソースソフトウェアを利用するのが一般的です。OSにLinuxを利用すれば、ハードウェア以外はまったく費用を掛けずにWebサーバを作ることができます。このように、無料で情報発信ができることが、インターネットの普及の原動力となっているのです。 

専門家ご紹介

株式会社デージーネット

代表取締役 恒川 裕康 さん

「より安全で」、「より便利で」、「より楽しい」インターネットの実現をテーマとして、オープンソースソフトウェアを積極的に活用したシステム構築事業を展開している。近年では、オープンソースソフトウェアを使ってシステムを二重化する技術や、オープンソースソフトウェアへオリジナルの機能を追加する技術などによって、安価で堅固なシステムを構築する手法を提案。、一般企業だけでなく、インターネットサービスプロバイダや携帯向けサービスプロバイダなど幅広い分野でシステムを構築する。 著書に『Linuxアドバンストネットワークサーバ構築ガイド HAサーバ構築編』『オープンソースでメシが食えるか!?成功するシステム構築のためのOSS活用術』(ともに秀和システム)などがある。

今回の掲載にあたって

無償のソフトウェアとして注目されるオープンソースソフトウェア。これをビジネスの中で使って行くことができれば、様々なメリットがあります。また、オープンソースソフトウェアの登場で、ここ最近はITシステムの投資に対する考え方も変わって来ました。さらに、近年ではオープンソースムーブメントと呼ばれる考え方の変化が起きています。オープンソースムーブメントは、ITだけではなく様々な分野に変化を巻き起こしています。
この連載では、最近のオープンソースソフトウェアの事情とビジネスでの活用について取り上げて行きます。そして、オープンソースムーブメントがどのようなインパクトを与えているのかについて、お伝えしていきます。

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