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オープンソースソフトウェアをビジネスで活用する

【第6回】 「Linuxを導入する」

前回は、サーバでオープンソースソフトウェアを利用するメリットについて解説しました。今回は、その手始めにオープンソースソフトウェアのOSであるLinuxについて説明します。

Linuxとは

日本国内で販売されているパソコンのほとんどでは、OSにはWindowsが使われています。しかし、最近はそれ以外の分野では、急速にLinuxというOSが普及してきています。Linuxは、代表的なオープンソースソフトウェアのOSで、スマートフォンでよく使われるAndroidもLinuxをベースに開発されています。

また、カーナビ、家電製品、ネットワーク製品などの組み込みソフトウェアの分野でも、最近はLinuxをベースにして開発されるものが非常に多くなりました。さらに、スーパーコンピュータの分野ではこの傾向は顕著で、性能ランキングの上位20位以内のうちの19台がLinuxとなっています。

このように、ここ数年でLinuxの用途は大きく広がりをみせていますが、これに対してPDA用のWindows CEなど、デスクトップ以外の分野ではMicrosoftのOSは大変苦戦しています。企業が使うサーバOSの分野も例外ではなく、Linuxが使われる機会が急速に多くなってきています。 

Linuxのシェア

このようにLinuxが普及しているという傾向は、これまでの統計手法ではなかなか表せないため注意が必要です。例えば、図はIDCが発表したサーバOSの販売額ベースのシェアの実績と予測を示したグラフです。

サーバOSのシェア(2009年 米国IDC社)

このグラフを見ると、Windows ServerがシェアNo.1に見えるのですが、騙されてはいけません。Linuxは、オープンソースソフトウェアですので基本的には無償です。こうした統計で使われるLinux販売額は、PCサーバでプレインストールで販売されているものや、CD/DVDのメディアで販売されているものとなります。しかも金額は、Windows Serverが10万円以上するのに対して、Linuxのメディアなどは1万円以下で購入できます。

さらに、Linuxのほとんどは無料でインターネットからダウンロードすることができ、実際に利用されているサーバの実数はこうした売上高では測定することができないのです。
ITベンダーによっては、従来どおりの売上高ベースのシェアを根拠にして、Windows Serverを勧めてくる場合があるようですが、この考え方自体が正確性を失っているのです。

専門家ご紹介

株式会社デージーネット

代表取締役 恒川 裕康 さん

「より安全で」、「より便利で」、「より楽しい」インターネットの実現をテーマとして、オープンソースソフトウェアを積極的に活用したシステム構築事業を展開している。近年では、オープンソースソフトウェアを使ってシステムを二重化する技術や、オープンソースソフトウェアへオリジナルの機能を追加する技術などによって、安価で堅固なシステムを構築する手法を提案。、一般企業だけでなく、インターネットサービスプロバイダや携帯向けサービスプロバイダなど幅広い分野でシステムを構築する。 著書に『Linuxアドバンストネットワークサーバ構築ガイド HAサーバ構築編』『オープンソースでメシが食えるか!?成功するシステム構築のためのOSS活用術』(ともに秀和システム)などがある。

今回の掲載にあたって

無償のソフトウェアとして注目されるオープンソースソフトウェア。これをビジネスの中で使って行くことができれば、様々なメリットがあります。また、オープンソースソフトウェアの登場で、ここ最近はITシステムの投資に対する考え方も変わって来ました。さらに、近年ではオープンソースムーブメントと呼ばれる考え方の変化が起きています。オープンソースムーブメントは、ITだけではなく様々な分野に変化を巻き起こしています。
この連載では、最近のオープンソースソフトウェアの事情とビジネスでの活用について取り上げて行きます。そして、オープンソースムーブメントがどのようなインパクトを与えているのかについて、お伝えしていきます。

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