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オープンソースソフトウェアをビジネスで活用する

【第5回】 「企業内サーバでのオープンソースソフトウェアの利用」

前回までは、Webブラウザ、メールソフト、オフィスソフトウェアなどの身近な分野でのオープンソースソフトウェアの利用について解説してきました。今回は、企業内で使われるサーバでのオープンソースソフトウェアの利用について解説します。

オープンソースソフトウェアの利用実態

私たちの会社では、いろいろな企業にオープンソースソフトウェアでのシステム構築を提案しています。しかし、「オープンソースソフトウェアなんて企業システムでは使えない」と思っている企業がまだまだ多いということは、実感として感じています。

このことは、昨年の2010年11月17日にIDC Japanが発表した「国内オープンソースソフトウェア利用実態調査」でも裏付けられています。

この調査では、国内の企業でのOSSの利用実態は次のようであると報告されています。

  • OSSをすでに導入している企業 11.6%
  •  具体的に導入を検討している企業 5.5%
  •  これから導入を検討していく企業 5.9%
  •  導入を検討している企業 11.4%

この調査結果には、「従業員規模に比例して導入率が高い」ということが補足されています。残念ながら、オープンソースソフトウェアは、日本では大企業での導入は進んでいても、中小企業での導入はほとんど進んでいないことを示しています。

先日、ある通信王手の企業の情報部門の方とお話しする機会があったのですが、その企業ではOSSの利用を推進するために、OSS推進部門を作り、企業内でノウハウが蓄積できるようにしているということでした。これは、先進的な大企業では、既に会社全体としてOSSの利用を推進するための組織作りに取り組んでいるという状況にあることを示しています。

こうした、調査結果や大企業の情報部門の方々の実感と、私たちがオープンソースソフトウェアの提案をしている現場で感じている実感とは、ほぼ一致しています。それは、国際的な競争をしているような大手の企業ではオープンソースソフトウェアの導入がどんどん進んでいて、逆に中小企業ではまったく導入の検討すらしていないという状況にあるということです。

専門家ご紹介

株式会社デージーネット

代表取締役 恒川 裕康 さん

「より安全で」、「より便利で」、「より楽しい」インターネットの実現をテーマとして、オープンソースソフトウェアを積極的に活用したシステム構築事業を展開している。近年では、オープンソースソフトウェアを使ってシステムを二重化する技術や、オープンソースソフトウェアへオリジナルの機能を追加する技術などによって、安価で堅固なシステムを構築する手法を提案。、一般企業だけでなく、インターネットサービスプロバイダや携帯向けサービスプロバイダなど幅広い分野でシステムを構築する。 著書に『Linuxアドバンストネットワークサーバ構築ガイド HAサーバ構築編』『オープンソースでメシが食えるか!?成功するシステム構築のためのOSS活用術』(ともに秀和システム)などがある。

今回の掲載にあたって

無償のソフトウェアとして注目されるオープンソースソフトウェア。これをビジネスの中で使って行くことができれば、様々なメリットがあります。また、オープンソースソフトウェアの登場で、ここ最近はITシステムの投資に対する考え方も変わって来ました。さらに、近年ではオープンソースムーブメントと呼ばれる考え方の変化が起きています。オープンソースムーブメントは、ITだけではなく様々な分野に変化を巻き起こしています。
この連載では、最近のオープンソースソフトウェアの事情とビジネスでの活用について取り上げて行きます。そして、オープンソースムーブメントがどのようなインパクトを与えているのかについて、お伝えしていきます。

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