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「シアワセに働いていますか?」 ~成果とモチベーションを生む職場~

【第36回】 ファミリー招待イベントがモチベーションを高める理由

家族を職場に招待する「ファミリーデー」などのイベントが、最近話題になっています。日本経済新聞夕刊(2013.8.19)でも「職場参観、体験型で進化」という記事で、「職場イベントには多くの効果があります」というJTBモチベーションズのコメントが取り上げられています。

企業はなぜ今、ファミリー招待イベントに取り組むのでしょうか。

(1) ファミリー招待イベントは「仕事への誇り」を醸成する

最近、ご家族を招待する社内イベントが数多く開催されています。例えば、会社の創立記念大会にご家族を招待したり、社員運動会にご家族も参加していただいたり、というケースです。職場をご家族に開放するファミリーデーも人気のイベントで、多くの企業が取り組むようになってきました。

JTBモチベーションズでは、ファミリーを招待するイベントを数多く手がけています。ファミリー招待イベントの効果について考えてみましょう。

まずは、従業員にとっての効果が見込まれます。一つは「観客効果」と言われるもので、見られていると仕事の効率や成果が上がる、というものです。家族に職場や仕事を知ってもらったり見てもらったりすることで、仕事をがんばろうと言う気持ちが高まります。

さらに、がんばっている姿を見てもらったり、成果を知ってもらったりすることで、家族から、

「お父さん、がんばっているんだね」
「お母さん、すごいね」

という賞賛の気持ちやコメントを示され、これが「仕事への誇り」を醸成します。「仕事への誇り」は、内から湧き上がる内発的なモチベーションを高め、日ごろの業務の中でも、常に「がんばろう」「いい仕事をしよう」という気持ちを持続させます。

イベントの中で、仕事をわかりやすく知ってもらえるような展示をしたり、従業員のふだんの仕事の様子を映像で紹介したり、お客様からの感謝のコメントや開発した製品を展示するなどの工夫をすることによって、観客効果や「仕事への誇り」の醸成をさらに促進することができます。

(2) 従業員同士のコミュニケーション促進も

家族を介して、従業員同士のコミュニケーションも促進されます。同僚や上司が家族と一緒にいる様子を見て、「部長って、意外に奥さんに頭が上がらないんだな」と親近感を持つなど、仕事と違う一面を知ることで、互いを多面的に理解することができます。理解は、その後のコミュニケーションをより円滑にし、仕事にも好影響を与えます。

さらに、同僚や上司の家族と知り合いになることで、その後の職場でも、相手のワークライフバランスに配慮したり、さらには、一人の人間として敬意をもって接するという意識も高まります。

ファミリー招待イベントの企画として、従業員と他のご家族、あるいはご家族同士の交流を促進するような仕掛けがあると、その後の職場のコミュニケーションがいっそう活性化されるでしょう。

専門家ご紹介

株式会社ジェイティービーモチベーションズ

ワーク・モチベーション研究所 所長 菊入 みゆき さん

1993年、株式会社JTBモチベーションズ創立時に入社。以来、ワークモチベーション(仕事意欲)の調査、研究、コンサルティングに携わる。開発した商品は、「やる気」分析システムMSQ、個人向け「やる気」診断サービス,各種研修プログラム 等。個人と組織の活性化を、モチベーション、キャリア開発、コーチングなどの視点から提案する。「私たちの恋と仕事」「できる人の口ぐせ」中経出版、「やる気が出ないとき読む本」東洋経済新報社、「やる気を生みだす気づきの法則」幻冬舎など、著書多数。筑波大学大学院 人間総合科学研究科 博士前期課程修了。カウンセリング修士。

今回の掲載にあたって

このコラムでは、「シアワセに働くこと」について考えます。幸福、Happinessは、人生の質や価値に関わる重要な概念です。働く人の職業観、働く目的、そして働き方が多様化した今、「幸福感と仕事」という、より根本的なアプローチで「働くこと」を検討し、これからの職場づくり、組織づくりの参考となる情報を提供したいと思っています。

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