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エンゲージメント ~『企業DNA』の浸透が市場に打ち勝つ組織を創る~

【第9回】 企業DNAの浸透事例③

今回も前回に引き続き企業DNA浸透の成功事例をご紹介します。

前回もご説明したように、企業DNAを浸透させるためには、「設計」による方法と「運用」による方法があります。前回ご紹介したR社の事例では、『アクションブック』(企業理念の実現に求められる言動を集約した言動規範)をアルバイトも含めた社員全員で作成(「設計」)することで、企業DNAの浸透を図ることに成功しました。

また、前々回にご紹介したT社の事例では、企業DNAをマンガにし、なおかつ継続的な取り組みと連動させることで企業DNAの浸透を図る(「運用」による浸透)ことに成功しました。

今回のコラムでは、「設計」と「運用」の両手法をうまく融合させて企業DNAの浸透を図った事例をご紹介します。

■ 企業DNAの浸透事例/W社

W社は創業5年未満・従業員数50名未満のいわゆるベンチャー企業です。設立以来、順調に事業を拡大している同社では、従業員数の増加に伴い、創業メンバーの想いや価値観をいかに従業員に浸透させるかが課題になっていました。創業メンバーと新メンバーの温度感の違いや、会社に対するコミットメントの差といった問題に加えて、新しい社員が増えることで組織内での求められている役割やレベルの可視化も強く求められるようになっていました(以前は、以心伝心でお互い暗黙的に合意できていた)。

そこで、創業者が会社設立に込めた想いや価値観を言語化したうえで、そこから従業員に期待する役割や行動基準を人事制度という具体的な仕組みに落とし込む方法を考えました。つまり、人事制度の再構築が、企業DNAに沿った行動を促す施策を考える「設計」であることと同時に、制度運用を通して企業DNA浸透実現のための「運用」にもなる試みだったのです。

具体的な浸透ステップとして、前回もご紹介した「AIDMA(アイドマ)」のフレームを用いてご説明します。

※前回は、「設計」と「運用」のそれぞれのステップでAIDMAのフレームに当てはめました。設計面と運用面それぞれをAIDMAのフレームに当てはめることもできますが、今回のように設計面と運用面で大きく1つのAIDMAのフレームとして考えることができます。

専門家ご紹介

株式会社アクティブ アンド カンパニー

組織開発コンサルティング本部 コンサルティング第一事業部 シニアコンサルタント 島崎順也 さん

多くの企業の理念・ビジョン・戦略の策定/浸透等の経営支援、及び研修等の人材育成支援を経験。現在は、人事制度の構築、人材育成支援プロジェクト等で様々なソリューションを提供し、組織活性化施策の一環として、現場を巻き込んだ「企業DNA浸透」プロジェクトにも従事。

今回の掲載にあたって

激化する市場競争の中で、企業が勝ち残る為に必要な要素として近年注目されている「エンゲージメント」。
企業にはそれぞれ独自の考え方や価値観が存在します。それらの考え方や価値観は、「企業が目指す方向性」や「企業活動を行う上での判断軸」となるだけでなく、「企業の存在意義そのもの」であると言っても過言ではありません。
どうすればエンゲージメントレベルを上げることができるのか?また、企業が持つ考え方や価値観はどのようにして浸透させることができるのか?
自立的に行動する組織となり、組織が活性化する為の取組みの在り方を、企業の考え方・価値観の浸透という観点から考えてみたい。

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