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エンゲージメント ~『企業DNA』の浸透が市場に打ち勝つ組織を創る~

【第7回】 企業DNAの浸透事例①

前回のコラムでは、エンゲージメントレベルを向上させるためには、企業DNAの浸透が有用であることをお伝えしました。今回は、実際に企業DNAの浸透に成功した事例をご紹介していきます。

●企業DNAの浸透事例/T社

T社は、創業以来「チャレンジ精神」「顧客との二人三脚」など企業理念に則した行動によって顧客からの信頼を勝ち得、業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立してきました。

しかし昨今、成長期に企業DNAに沿った行動を通して活躍した社員の代謝や、自社の歴史、また創業以来から大切にしてきた想いを知らない若手社員の増加などにより、企業DNAを浸透させる担い手が減少し、組織全体への浸透が困難になっていました。

そのような中、改めて企業DNAの浸透を図るべく、社史の編纂や定期的な社内報の発行、役員による講和などを実践してきました。しかし、長年お付き合いのある顧客からは「昔のT社ではこのような言動を取らなかった」であるとか、同社に一目を置いていた同業他社からは「今のT社の社員の事業に対する姿勢では正直負ける気がしない」などと言われ、企業DNAが組織に浸透し、効果が表れているとは言い難い状況でした。

そこで、企業DNAを深く理解していない社員や創業期・成長期を知らない若手社員をターゲットに、これまでとは異なる全く新しい方法で企業DNAの浸透を図ることになりました。

専門家ご紹介

株式会社アクティブ アンド カンパニー

組織開発コンサルティング本部 コンサルティング第一事業部 シニアコンサルタント 島崎順也 さん

多くの企業の理念・ビジョン・戦略の策定/浸透等の経営支援、及び研修等の人材育成支援を経験。現在は、人事制度の構築、人材育成支援プロジェクト等で様々なソリューションを提供し、組織活性化施策の一環として、現場を巻き込んだ「企業DNA浸透」プロジェクトにも従事。

今回の掲載にあたって

激化する市場競争の中で、企業が勝ち残る為に必要な要素として近年注目されている「エンゲージメント」。
企業にはそれぞれ独自の考え方や価値観が存在します。それらの考え方や価値観は、「企業が目指す方向性」や「企業活動を行う上での判断軸」となるだけでなく、「企業の存在意義そのもの」であると言っても過言ではありません。
どうすればエンゲージメントレベルを上げることができるのか?また、企業が持つ考え方や価値観はどのようにして浸透させることができるのか?
自立的に行動する組織となり、組織が活性化する為の取組みの在り方を、企業の考え方・価値観の浸透という観点から考えてみたい。

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