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エンゲージメント ~『企業DNA』の浸透が市場に打ち勝つ組織を創る~

【第3回】 企業DNAの浸透と効果

前回コラムで、企業DNAの定義をご紹介し、その意味について考えました。今回は、企業DNAが浸透した状態がどのような状態であるのかについて考えていきます。

企業DNAが「企業理念を実現させる志向」という定義であることから、企業DNAが浸透した状態は以下のように表現することが出来ます。

『企業DNAが浸透した状態』 
・・・ 企業に属する多くの社員が企業理念を実現させる志向に基づいて言動を行っている状態


「企業理念を実現させる志向」については、前回コラムでは社員の行動例を取り上げましたが、前回取り上げた事例以外にも、“会社として何に投資すべきかの判断軸”や、“資材調達先を選定する際の評価軸”、“協業先に対する折衝の仕方や姿勢”など、「企業理念を実現させる志向」は、様々な場面で垣間見ることができます。

ポイントになるのは、志向に基づく言動を行う対象は、『全てのステークホルダー』である点です。そして、その企業の全ての社員(厳密には多くの社員)が、企業DNAに合致した言動を行っていなければ、浸透している状態であるとはいえないということです。

ここで、『企業DNAが浸透した状態』が、企業にどのような効果をもたらすのかについて、採用活動のあり方を例に考えてみます。


 
まず、採用活動の位置づけを人材マネジメント全体から考えます。人材マネジメントとは、採用から退職までのフロー(図①)を自社に合った形で戦略的に実現させていくことを指しています。この人材マネジメントを、モノづくりのプロセスに例えると、原材料を仕入れ(採用)、加工・製造(教育)を経て、出荷・販売(配置・異動)、・・・となります。ここで着目して頂きたいのは、原材料のインプットが人材マネジメントフローで言うところの「採用」であり、原材料の選定が「採用活動」に該当するという点です。

誤った原材料を投入すると、それ以降のモノづくりのプロセスがどれだけ正しく機能しても、期待した製品が出来上がりません。つまり、採用を誤るとその後のプロセスがどんなに戦略的で、充実したプランだったとしても、思うような人材が育たないということです。

専門家ご紹介

株式会社アクティブ アンド カンパニー

組織開発コンサルティング本部 コンサルティング第一事業部 シニアコンサルタント 島崎順也 さん

多くの企業の理念・ビジョン・戦略の策定/浸透等の経営支援、及び研修等の人材育成支援を経験。現在は、人事制度の構築、人材育成支援プロジェクト等で様々なソリューションを提供し、組織活性化施策の一環として、現場を巻き込んだ「企業DNA浸透」プロジェクトにも従事。

今回の掲載にあたって

激化する市場競争の中で、企業が勝ち残る為に必要な要素として近年注目されている「エンゲージメント」。
企業にはそれぞれ独自の考え方や価値観が存在します。それらの考え方や価値観は、「企業が目指す方向性」や「企業活動を行う上での判断軸」となるだけでなく、「企業の存在意義そのもの」であると言っても過言ではありません。
どうすればエンゲージメントレベルを上げることができるのか?また、企業が持つ考え方や価値観はどのようにして浸透させることができるのか?
自立的に行動する組織となり、組織が活性化する為の取組みの在り方を、企業の考え方・価値観の浸透という観点から考えてみたい。

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