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エンゲージメント ~『企業DNA』の浸透が市場に打ち勝つ組織を創る~

【第2回】 企業DNAの定義

 今回は、コラムテーマでもある「企業DNA」とは何かについてご紹介します。

さて、早速ですが、皆様「企業DNA」と聞くと、どのようなものを想像されるでしょうか?

「企業理念そのもの」、または「企業文化」、あるいは「企業を形成する設計図」等、十人十色とまではいきませんが、様々なものを想像されるのではないでしょうか。

では、まずは人間におけるDNAがどのように定義されているかを確認し、その上で、企業DNAの定義について考えてみたいと思います。

生物学的には、人間のDNAはデオキシリボ核酸と呼ばれ、主に遺伝情報(細胞の形質発現や複製のために必要なすべての情報)の蓄積や保存をする働きを担っています。そして、このDNAが親から子へ受け渡される際にDNAポリメラーゼという酵素の働きによってDNAの複製が行われます。このDNAポリメラーゼの働きも含めてDNAと総称される場合もあります。

つまり、人間におけるDNAは、保有している親の遺伝情報を子に具現化させようとする働きをするものと解釈することができます。そして、その働きが生まれることにより、遺伝情報の具現方針が確立されると考えられます(図1)

では、人間のDNAの働きを、企業DNAに置き換えた場合はどうでしょうか。

「企業DNA」は、創業者の遺伝情報を社員に具現化させる働きと言えます。

ここで遺伝情報を、“企業組織を形成し世代を超えて承継される情報”と言い換えるならば、創業者が掲げた企業理念とは、“創業者が会社を設立(創業)した際に託した想いであり、従業員と共有し、広く社会に対して提唱したいと考えた価値観”と同意と考えることができます。

以上を踏まえて、「企業DNA」は以下のように定義されます。

『企業DNA』 ・・・ 企業理念を実現させる志向

企業理念を実現させる志向とは、創業者が掲げた企業理念にそって言動しようとするという意思のことです。そして、この意思から、どのように発言や行動を行うべきかという言動方針が確立され、実際の言動につながると言えます。

つまり、企業DNAは、企業理念から企業の言動方針を導く為の中間体であると定義することも可能なのです(図1)。

専門家ご紹介

株式会社アクティブ アンド カンパニー

組織開発コンサルティング本部 コンサルティング第一事業部 シニアコンサルタント 島崎順也 さん

多くの企業の理念・ビジョン・戦略の策定/浸透等の経営支援、及び研修等の人材育成支援を経験。現在は、人事制度の構築、人材育成支援プロジェクト等で様々なソリューションを提供し、組織活性化施策の一環として、現場を巻き込んだ「企業DNA浸透」プロジェクトにも従事。

今回の掲載にあたって

激化する市場競争の中で、企業が勝ち残る為に必要な要素として近年注目されている「エンゲージメント」。
企業にはそれぞれ独自の考え方や価値観が存在します。それらの考え方や価値観は、「企業が目指す方向性」や「企業活動を行う上での判断軸」となるだけでなく、「企業の存在意義そのもの」であると言っても過言ではありません。
どうすればエンゲージメントレベルを上げることができるのか?また、企業が持つ考え方や価値観はどのようにして浸透させることができるのか?
自立的に行動する組織となり、組織が活性化する為の取組みの在り方を、企業の考え方・価値観の浸透という観点から考えてみたい。

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