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障害者雇用から始める”働きがい”のある職場づくりとは

【第11回】 障害者のモチベーション向上に寄与する取組みとは何か

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この度の東日本大地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災地の皆様、その家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と一日も早い復旧・復興をお祈り申しあげます。

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これまでのコラムでは、障害者の人材マネジメントを成功させるためには、障害者と健常者の違いを理解した上で、障害者にとって適切な人事制度・人事施策を講じる必要があるとお話してきました。

今回のコラムでは、企業で働く障害者のモチベーションを向上させる施策について考えたいと思います。

まずは、「マズローの欲求階層説」についてお話をしたいと思います。「マズロー欲求階層説」とは、アメリカの心理学者であるアブラハム・マズロー(1908年~1970年)により提唱された理論のことを指し、人間の欲求は5段階のピラミッドのようになっていて、底辺から始まって、1段階目の欲求が満たされると、1つ上の段階の欲求を目指すと説明しています。

5段階のピラミッドになっている人間の欲求は、以下の通りです。

  • (第1段階)生理的欲求 : 人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求
  • (第2段階)安全・安定の欲求 : 安心・安全な暮らしがしたいという欲求
  • (第3段階)社会的欲求 : 他人と関りたい、集団に所属したい、他者から受け入れられたいという欲求
  • (第4段階)自我・自尊の欲求 : 他者からの承認や尊敬等の社会的評価を求める欲求
  • (第5段階)自己実現の欲求 : 自分の能力、可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求

企業で働く多くの障害者は、マズローの欲求階層の「(第3段階)社会的欲求」の段階にいると、私は考えます。第6回のコラムにおいて述べたように、障害者は、「就業すること自体」がゴールになっています。つまり、障害者にとっては、企業という集団に所属し続けたいという「社会的欲求」が最も強い段階にあるということです。

専門家ご紹介

株式会社アクティブアンドカンパニー

アーキテクト本部 部長 大石 裕路 さん

大手自動車メーカーにおいて人事制度企画、採用、評価など人事業務経験後、大手IT系コンサルティング会社にて、人事制度設計、人材育成、組織・業務改革などの領域で、数十社のマネジメントコンサルティング業務に従事。人材マネジメントのあり方や組織設計をテーマとしたセミナー経験も複数有する。現在、アクティブアンドカンパニーにて、人事制度構築、研修企画を中心としてコンサルティングサービスを提供し、この度、株式会社ウイングル様と業務提携を行い、障害者雇用に関する組織・人事コンサルティングサービスを立ち上げた。

今回の掲載にあたって

障害者雇用を取り巻く環境は、改正障害者雇用促進法等により大きく変化しています。しかし、多くの企業では、障害者雇用に対応する体制が整っていないのが現実です。また、障害者にとっても「就業すること」自体がゴールになっており、その後の”姿”が描ききれていないという課題があります。

障害者雇用率達成の先の、障害者の人材マネジメントはどう在るべきなのか?どのような視点で考えるべきなのか?企業における障害者の位置付けと、その先にある“あるべきマネジメントの姿”を考えてみたい。

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